プリティ・ウーマン(1991・米)
出演 : ジュリア・ロバーツ
リチャード・ギア
ウォール街の実業家エドワード(リチャード・ギア)は、偶然道を尋ねたことがきっかけで、コールガールのヴィヴィアン(ジュリア・ロバーツ)と知り合う。
一週間の専属契約を結び、共に過ごすうちに二人の間に愛が芽生え始める…
その後の展開…
この映画は、現代版シンデレラストーリーとして、大ヒットしました。
でも、シンデレラのその後には、はたして幸せが待っているのでしょうか?
まず、このカップルに立ち塞がる問題として、やはり、ヴィヴィアンがコールガールをしていたという事実は、大きいでしょう。
エドワードの交友関係において、ヴィヴィアンの存在は異質です。
エドワードの顧問弁護士が、体の関係を迫ったように、露骨にコールガールとして扱う輩もいるでしょう。
陰口や嫌味、あからさまな嫌がらせにも耐えなければなりません。
それを、二人がそれぞれに、どう乗り越えて行けばいいのか、考えてみましょう。
ヴィヴィアンに対するアドバイス
エドワードとの結婚で、あなたの世界は一変します。
いままでの環境とは異なった社交の場で、人間関係を築いていかなくてはなりません。
かつて高級ブティックで門前払いされた時のように、露骨に蔑まされることもあるでしょう。
例え、高級ブランドに身を包み、エレガントな身のこなしをしていたとしてもです。
外見はすぐにでも変身することができます。
ですが、その外見に見合った女性として、堂々と振る舞えるようになるには、時間と努力が必要です。
あなたの魅力は、向上心があることと、虚栄心がないことです。
テーブルマナーを知らなければ、素直にホテルの支配人に教えを請うことができる女性です。
エドワードも、そんなあなただからこそ、環境が変わっても、あなたらしさを失わず、幸せな未来を築けると確信したのでしょう。
あなたが知的好奇心を満たし、自分磨きをすることで、あなたの自信にも繫がり、エドワードとの愛も深まるでしょう。
エドワードに対するアドバイス
あなたが、ヴィヴィアンとの結婚生活を円満に送るためのポイントは二つです。
一つ目は、あなたが自分自身とヴィヴィアンに対して、自信と余裕を持つことです。
あなたはこれまで、ビジネスにおいて、多くの敵を作ってきました。
そんなあなたの妻が、かつてコールガールだったということであなたも彼女も不愉快な思いをすることがあるでしょう。
その度に、かつての顧問弁護士の時のようにいちいち腹を立てて殴っていては、事態は悪化するだけです。
彼女の過去のために、あなたが拳を振り上げても、ヴィヴィアンの肩身が狭くなるだけです。
自分と結婚したことが、あなたを不幸にしていると思ってしまうかもしれません。
「そんなことで彼女の本質が見えなくなるなんて、視野が狭い人間だね」位の事は切り返す余裕を持ちましょう。
二つ目は『女性関係には、ことさら気を付ける』ということです。
一般的に妻は、クラブのホステスなど、プロの女性についてはあまり警戒しません。
お酒を飲んだり、一緒に過ごすことがあっても「仕事なのね」と割り切れるからです。
しかし、あなたは仕事だけの関係を超える事があると、ヴィヴィアンは自身の経験から知っているのです。
略奪婚をした人が、猜疑心が強くなるのと同じです。
あらぬ疑いをかけられないように、日ごろから注意しましょう。
相手への愛情から、お互いに自分を向上することができるなら、こんなに理想的な関係はないでしょう。
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